
大山寺は、奈良の東大寺を開いた良弁僧正が天平勝宝七年(七五五)に開山したのに始まります。
行基菩薩の高弟である光増和尚は開山良弁僧正を継いで、大山寺二世となり、大山全域を開き、山の中腹に諸堂を建立。
その後、徳一菩薩の招きにより、大山寺第三世として弘法大師が当山に入り、数々の霊所が開かれました。大師が錫杖を立てると泉が湧いて井戸となり、また自らの爪で一夜にして岩塊に地蔵尊を謹刻して鎮魂となすなど、現在は大山七不思議と称される霊地信仰を確立しました。



護摩祈祷とは弘法大師により伝えられた、真言密教秘伝の修法です。
お不動様の前で、煩悩の象徴である護摩木を米、お香、漢方薬、油などといっしょに燃やし、厄や災いを払い願望を清めて、大願が成就するようにお願い致します。


霊には、死霊と生霊があるのはご存知ですか。
死霊とは死んだ人の霊のうらみ、さわり。生霊とは生きた人間のねたみ、そねみ、うらみです。どちらが恐いのか。それは生霊なのです。生身の人間の思いほど恐いものはありません。それをはねかえそうとすると、自分にも代償があるのです。
であるならば、どうすればよいのか?除ける(よける)のです。


大山寺本堂前の参道周辺は、紅葉の名所となっています。
秋にはもみじ祭りが盛大に行われ、多くの人々の目を楽しませています。

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